2020年4月から適用される食事摂取基準。
各栄養素に関して、どのような変更があったのか詳しく紹介をしています。
今回は、炭水化物に関しての変更点を見ていきましょう。
炭水化物の変更点
炭水化物の摂取基準値は、目標量で示されています。
%エネルギー比で
50〜65%が目安です。ただし、この値は2015年版と変化がありません。
高齢者の年齢区分が変わったという点のみ変更点として挙げられます。
食物繊維
食物繊維は炭水化物に分類されるので、こちらのページでまとめて解説します。炭水化物=糖質+食物繊維です。
赤字の部分が変更点です。
2015年版には設定されていなかった
3〜5歳の年齢層にも食物繊維の摂取基準が設定されました。
また、学童期では食物繊維の目標量が減ったものの、成人では
男性において量が増えています。
食物繊維は不足がささやかれている栄養素ですが、どの世代でも目標量が増えたというわけではないということです。
しかし、生活習慣病予防の観点から実際に必要な量は成人において
1日24gとされています。
この数字を考慮しながらも、実現可能な目標として上記の数値が設定されているということでした。
■■現在までの変更点のまとめページは以下のとおりになります■■
エネルギーの変更点
たんぱく質の変更点
脂質の変更点
こちらのページもぜひチェックしてみてくださいね。
2020年版食事摂取基準の書籍購入はこちらからどうぞ。
コメント