いったん発達した知能が脳の器質障害により低下する病気を認知症といいます。
症状としては記憶障害、見当識障害、判断力低下、失語、失行、失認、自発性低下などが中心です。
アルツハイマー病は進行性の疾患で高齢化に伴い患者数は増加していますが、いまだ有効な予防法や治療法はありません。
原因は加齢、頭部外傷、教育歴、生活習慣、精神的ストレスなどがあります。
糖尿病、高血圧、脂質異常症が危険因子になることもあり、因果関係があることがわかってきました。
高エネルギーと高脂質の食事はアルツハイマー病の危険因子であり、野菜・果物・魚の摂取は防御因子とされています。
野菜・果物の摂取がアルツハイマー病を予防することがわかっています。
これは、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質と葉酸の摂取によるものだとされており、サプリメントで摂るよりも、食物から摂取することが重要と考えられています。
食事によるアルツハイマー病の予防はかなり研究されていますが、残念ながら治療への応用はまだほとんどされていません。
患者にはさまざまな食行動異常が見られるため、食事パターン全体の改善を目指す行動修正療法がとられます。
アルツハイマー病患者の食行動は、過食とエネルギー不足の2つのパターンに分けられます。
食異常行動に対しての食事療法はこちらです。
アルツハイマー病の予防としては以下を参考にしてください。
野菜の十分な摂取が困難な場合は、糖分控えめの野菜ジュースを1日400mL飲むように推奨されています。
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