慢性糸球体腎炎の食事療法 腎臓の病気その②

栄養管理

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先日の記事はこちらです。

急性糸球体腎炎の食事療法 腎臓の病気①

「腎臓病」と一括りに言っても、実は細かく分けることができるんです。
しばらくの間は「腎臓の病気」について何度かに分けて記事を書いていこうと思います。

 

というわけで、本日はこちらです。
「慢性糸球体腎炎」

前回の記事が急性糸球体腎炎でした。
慢性腎不全は下記のように定義されています。
① 急性糸球体の発症から尿に異常がみられる状態や高血圧が1年以上続いている場合
② 明らかな急性糸球体腎炎ではないが、尿の異常が1年以上続いている場合

*慢性腎炎以外で異常尿がみられる場合や膠原病、糖尿病、痛風、腎盂腎炎などがある場合を除きます。

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実は急性糸球体腎炎から慢性化したもは少なく、発症時期が不明のことが多いです。
健康診断などで偶然に発見されることがほとんどです。

 

症状を全く認めない軽症のものから、タンパク尿・血尿・高血圧・腎機能の異常を認めるものがあります。
① 潜在型:軽度のタンパク尿(1g/日未満)を示し、腎機能、血圧ともに正常
② 進行形:中程度以上のタンパク尿(1g/日以上)を認め、腎機能低下、高血圧を伴います。

 

慢性糸球体腎炎は長期にゆっくりと進行するため、長い間継続できるような食事療法を行い、定期的に栄養状態を評価することが大切です。
特に高血圧は腎障害を進展させてしまうので食塩制限は重要です。
また、タンパク質も過剰に摂取すると糸球体への負荷が増えるのでタンパク質量にも注意します。

 

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慢性糸球体腎炎の進展には生活習慣や食事環境が大きく影響しています。

長期的な治療が必要となるため内容を正しく理解することが大切です。

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