ホスファジリルセリンは脳の活性化に働く?効果効能やサプリメントの注意点

成分辞典

bfeab97e35debed5321f738b6eda1dd2_s

ホスファチジルセリンはリン脂質の一種であり、PSとも表記されます。

ホスファチジルセリンの研究は欧米で盛んに行われており、人に対して多くの健康効果が期待されています。

ホスファチジルセリンの効果

脳の活性化
認知症改善

脳の活性化

ホスファチジルセリンは、加齢に伴う認識力や記憶力の低下、若者のストレスに伴う認識力の減退を改善する効果が期待されています。

精神的ストレスは脳に悪影響を与えてしまうと考えられており、受験を控えている学生や、勝負の世界でプレッシャーを感じているアスリートにも、ホスファチジルセリンは適しているようです。

認知症改善

ホスファチジルセリンは、アルツハイマー型認知症、老人性認知症のどちらにも改善が認められるとの研究結果が得られています。

認知症の患者に多く見られる症状には、認知力・記憶力の低下、異常行動、引きこもり、睡眠障害といったものがありますが、ホスファチジルセリンを摂取することによって、このような症状の改善が期待できます。

ホスファチジルセリンを多く含む食品

内臓、まぐろ、肉類、大豆、キャベツ

サプリメントの紹介

ナウフーズ ホスファチジルセリン

大豆不使用のホスファチジルセリン 150mg

ホスファチジルセリンの安全性

私たちは1日約130mgのホスファチジルセリンを摂取していると推定されています。人に対して有効性が示されているのは確かなのですが、継続摂取で効果が薄くなってしまうということには気を付けておきましょう。ホスファチジルセリンの16週間以上の摂取で、症状を抑える効果がなくなるとの報告があります。

また、ホスファチジルセリンの過剰摂取は、胃腸の不調を招いたり、不眠を起こしたりする可能性があります。

妊娠中・授乳中

妊娠中・授乳中に対するホスファチジルセリンの効果は分かっていない部分が多く、有効な情報が見当たりませんでした。胎児や乳児へ影響を与える可能性は否定できないので、使用は控えた方が良いでしょう。

禁忌

アセチルコリンエステラーゼ阻害剤、コリン作動薬、抗コリン剤と併用すると、薬の効果を弱めたり強めてしまう可能性があります。

参照リンク

「健康食品」の安全性・有効性情報
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail11.html

三生医薬株式会社 健康食品の素材
http://www.sunsho.co.jp/foodmaterial.php?itemid=58

コメント