脂肪肝の食事療法~脂肪肝は食事で改善可能です。

栄養管理

近年では30~40代の男性に脂肪肝がとても増えています。
脂肪肝とは、肝臓に脂肪が溜まった状態、つまり食べ物で言うならフォアグラです。笑

肝臓疾患は自覚症状がほとんどないため「沈黙の臓器」といわれています。
病気が進行して手遅れにならないように早めに発見、治療することが大切です(´∀`)

きちんとした治療を早期に行えば脂肪肝は治せますので安心してくださいね。

 

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肝臓は通常2~4%の脂肪を含んでいますが、これが5%以上になった状態を脂肪肝といいます。
主に中性脂肪が増加し、10%以上の脂肪を含むことが多いです。

 

原因はアルコール、肥満、糖尿病によるものが多く、まれに肝硬変に進行してしまうこともあります。
超音波検査やCTスキャンによる画像診断が行われます。

 

原因となる疾患の食事療法が必要で、肥満・糖尿病を伴うときは適切な総エネルギー摂取と運動を行います。

アルコールによる場合は禁酒とします。

 

脂肪肝は大きく次のように分けられます。

① 栄養障害脂肪肝
エネルギーが過剰となり、肝臓での脂肪合成が促進されて発症する肥満が原因の脂肪肝。
タンパク質の不足などにより、リポ蛋白(脂質と結びつくたんぱく質)の生成ができなくなり肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝。

 

② アルコール性脂肪肝
アルコールは中性脂肪の合成を亢進します。
食事を食べずにアルコールを飲み過ぎると、リポ蛋白の生成ができなくなり、肝臓の外に脂肪を輸送できません。

 

③ 代謝性脂肪肝
糖尿病、脂質異常症による糖質代謝や食事や脂肪組織からの脂肪の動員によって肝臓への供給が増えます。

 

脂肪肝の食事療法としては、食物繊維を取り入れ減塩とします。
過栄養の場合は総摂取エネルギーを制限し、たんぱく質やビタミン・ミネラルの不足がないようにします。
アルコール性脂肪肝の場合は禁酒を原則とし、糖尿病や脂質異常症があるときは各疾患に応じた食事療法を実施します。

脂肪肝

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