鹿肉が食べてみたくなる魅力的なお話。どうして自然保護に繋がるの?

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先日、栄養士や調理師向けの衛生講習会のようなものがありまして、久しぶりに研修に参加してきました。

約3時間の研修だったので、だまって座っていられるか、眠くならないか心配していました・・・笑

心配していたような事態は無事に避けることができたというか、自分でも信じられないくらい集中して話を聞くことができました。

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第1部は食品衛生に関わるお話でした。

HACCPという食品の製造工程における品質管理システムのこと、大量調理マニュアルのこと、ノロウイルスのことなど。

現在はどのように規定されていて、今後どう変更されていくかということについてでした。

給食業界においてもそういった法の改定や、色々な決まりごとがあり、常に変化しています。

このように教えてもらうことで初めて知ることも多いです。

そういった点で、このような場はとても貴重でした。

 

第2部は食品アレルギーに関するお話だったのですが、細かく丁寧に教えてもらうことができました。

北海道は食品アレルギー発症率が全国で1位だということ聞いてビックリ!

シラカバの花粉が原因のようですね。

そしてこのシラカバの花粉はバラ科の果物に含まれるタンパク質と似ています。

似ている物質によってアレルギーを起こすことを交差反応性というそうです。

バラ科の果物はリンゴ、いちご、モモ、さくらんぼなどがあります。

シラカバ花粉のアレルギーがある人はこの果物を食べることでもアレルギーを発症してしまう可能性が高いそうです。

いちごもりんごも食べれないなんて・・・

 

この研修会で1部と2部の間に「鹿肉」についてのお話があったのですが、その話を聞いてなんだか鹿肉に興味が出てきました。笑

鹿肉は他の肉類に比べて脂質が少なくとてもヘルシーなんだそうです。

そして鉄分が多く含まれているため、貧血になりやすい女性にはぜひ摂ってほしい食品です。

 

今北海道では野生のエゾシカが増殖していて飼料や農作物に重大な被害を与えています。

かわいい顔をしていますが、かなりの「厄介者」

そこで北海道では「鹿肉」を普及することで自然を守ることに繋がるという活動が広がってきています。

 

そのお話をしていた方は、研修会で給食従事者に向けて鹿肉の紹介をすることで、各施設の給食にも取り入れてもらえたら嬉しいと言っていました。

そして2015年版の「食品成分表」「エゾシカ」と表記された鹿肉の栄養成分が掲載される予定であることも嬉しそうに話していました。

食品成分表は栄養を学ぶ学生から、栄養士まで食に関わる仕事をしている人みんなが使用しています。

食品成分表に載れば知名度も一気に上昇して今よりは使用される機会が増えそうですね。

 

私の住んでいる場所でも鹿肉を常時置いているスーパーが1件あるとのこと。

なんだか今までは抵抗があった「鹿肉」ですが、今日のお話を聞いて魅力的な食材に見えてきました。

おいしく食べられそうな料理を探して近々チャレンジしてみようかなと考え中です。

 

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