加熱せずそのまま食べられる、長期保存が可能という理由で人気の魚の缶詰。サンマやサバ、ツナといった豊富な種類の中で、やはり定番はツナ缶というイメージがありますよね。
しかし、最近は健康ブームによって、サバ缶の栄養価や利便性が注目され、ツナ缶の売り上げを一時的に追い越したとのデータがあります。
サバ缶が健康に良いとされる理由や、含まれている栄養素などについて見ていきましょう。
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サバ缶が健康に良いといわれる理由は?
サバは青魚に分類されますが、青魚にはオメガ3脂肪酸と呼ばれる脂肪酸が含まれています。オメガ3脂肪酸とは、脳を活性化させるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血液をサラサラにさせるEPA(エイコサペンタエン酸)です。
元々青魚は体に良いとは言われていましたが、ツナ缶より人気になったのは、サバ缶は皮が付いていることによってオメガ3脂肪酸が多く含まれている、骨まで食べられるのでカルシウム補給ができるというのが理由ではないでしょうか。
健康効果の高いDHAやEPAは皮や皮に近い部分に存在しています。身だけを食べるツナ缶よりも、高い健康効果が得られるというのも納得でしょう。
サバ缶はそのままでもおかずにもなる
缶詰のメリットでもある「そのまま食べられる」という部分に注目すると、「ツナ缶はそのまま食べられることは食べられるが主菜にはならない」とも言えるでしょう。
たしかに、おにぎりの具材、サラダのトッピングなど、何かと合わせないと食べにくいという感じはありますよね。
忙しい朝や夜遅くなったときの食事は、やはりサッと簡単に美味しいものを食べたいものです。サバ缶であれば味噌煮や醤油味のように調味されているのでそのまま食べることができます。忙しい現代人にとっては大きなポイントではないでしょうか。
水煮のサバ缶は、パスタや炊き込みご飯など料理の具材としての使用もできます。包丁やまな板を使わず、手を汚すことがないというのも魅力的です。たんぱく質源の食材を使いたいけど、費用の面でなかなか…処理が面倒…という人にもおすすめです。
サバ缶のデメリットはある?
健康にも良く、価格、手軽さの面からも人気が出ないはずがない!とも言い切れそうなサバ缶ですが、口コミを見ていると良い評価ばかりではありませんでした。
塩分が高い
サバの水煮缶であれば1缶1.9gほど、味噌煮であれば2.5gほどのようです。メーカーや内容量によって変わりますが、さんまやイワシといった、他の魚の缶詰とはあまり差がありません。
また、水煮缶を料理で使用する場合は結局味付けを足すことになるので、総摂取塩分量は変わらないかもしれません。サバ缶の塩分だけに注目するのではなく、他の料理との組み合わせや1日の摂取量全体を意識することが大切です。
美味しくない⁉︎
味についての評価は本当にさまざまです。サバ缶が好きで好きで仕方がないという人もいますし、美味しくないから食べられないという人もいます。
嗜好はそれぞれ異なりますので、自分の好みに合ったメーカーの缶詰に出会えるよう色々と試してみると良いですね。
人気のサバ缶3選
岩手県産 サヴァ缶 5種セット
トマトチリ、レモンバジル、オリーブオイル漬けの3種類セットです。サバ缶とは思えないお洒落なパッケージも人気の秘密。あえてキッチンに飾っておくのも良いですね。サラダやパスタ、もちろんそのままでも美味しく食べられます。
伊藤食品 美味しい鯖 シリーズ
ドラッグストアやスーパーなど、どこでも手軽に手に入れやすいのがこの鯖缶シリーズ。味の評価も高く、料理をする時間がないというときにサッと出すことができるので大変便利です。味は3種類あり、金色は味噌煮、銀色は水煮、黒は醤油煮となっています。晩酌のお供にもおすすめですよ。
オイルサバディンシリーズ
他のサバ缶と違うのは、初めから鯖の身がほぐしてあるところです。ご飯と混ぜておにぎりを作ったり、サンドイッチの具材としても使うことができます。ガーリックやブラックペッパーの味付けもあるので、イタリアン料理にもおすすめです。
まとめ
サバ缶は、DHAやEPAはもちろん、たんぱく質が手軽に摂取できるという点もとても魅力的です。アレンジしても良し、そのまま食べても良し。サバ缶を常備しておけば、いざという時に役立つこと間違いなしですね。