腎臓病を防ぐための食習慣って?

食コラム

老夫婦 食事

はじめに

日本の腎臓病の患者はとても多く、成人の8人に1人の割合ともいわれています。生活習慣病や中年以降の肥満との関係も深く、誰もがかかり得る病気です。腎臓病は食生活と関連が深く、ある程度は食事で予防することができます。では、腎臓病を予防するための食事のポイントについて見ていきましょう。

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腎臓病にならないための食生活

腎臓病を予防するためには、規則正しい食事と適切なカロリーのコントロールが重要です。

カロリーコントロールについて

暴飲暴食をしないことが一番。生活習慣病や肥満を防ぐことが大切です。毎回の食事においては、腹八分目を心がける、最後のひと口を残すなど、積み重ねが肥満予防に繋がります。

標準体重1kgあたり、25kcal程のエネルギー摂取が適切となります。
〈計算例〉
身長150cmの人の場合
標準体重=1.5×1.5×22=49.5kg
49.5×25=1238kcal

毎日の食事をカロリーコントロールしていくのは大変な作業ですが、続けていくことで大体どのくらいのカロリーの食事なのか目で見てわかるようになります。

規則正しい食生活とは?

ご飯味噌汁

◼︎塩分カットを心がけましょう
塩分のとりすぎは高血圧となるリスクを高めます。料理の味付けは薄味にし、出汁や薬味、香辛料などを上手に活用しましょう。また、加工品や外食は塩分を摂りすぎてしまう場合が多いので、できる限り手作りの料理をオススメします。

◼︎野菜をたっぷり摂りましょう
厚生労働省によると、1日の野菜の摂取目安量は350gです。野菜に含まれる食物繊維には血糖値の上昇を抑える、脂質を吸収する、便通を整える働きなどがあります。生野菜であれば、両手1杯分の量が1食の目安です。

◼︎バランスの摂れた食事をしましょう
健康管理はもちろん、栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。色々な食材を使用して、幅広い栄養素を摂ることができますので、1日30品目の食材を取り入れることを目標にしてみてください。また、主食・主菜・副菜を揃えた食事をするだけでもバランスが自然と整います。

その他の生活習慣

◼︎喫煙
喫煙は腎臓だけではなく、その他のたくさんの病気の原因になることも多く禁煙することが必要です。

◼︎運動不足
運動は適度な体重を保ち、生活習慣病の発生を予防するためにも重要です。肥満はあらゆる病気のリスクを高めてしまいますので、日常的に体を動かす時間を多くするように心掛けてみましょう。

◼︎不規則な生活
不規則な生活を送ると、ホルモンバランスが崩れやすくなり病気にかかりやすくなります。ストレスを発散させたり、十分な睡眠時間を確保することも重要です。

まとめ

腎臓病を予防するためには、原因となる生活習慣病にかからないようリスクを減らすことが第一です。規則正しい生活や食生活が基本ですが、まずはできることから少しずつ、今の生活を見直して実行してみましょう。

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