ナットウキナーゼは熱に弱い?効果効能とサプリメントの紹介

成分辞典

ナットウキナーゼは納豆や発酵ろ過駅に含まれているたんぱく質分解酵素です。1980年代に、血液中のフィブリンという血栓の元となるたんぱく質を分解する酵素として命名されました。

ナットウキナーゼの効果

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血栓溶解作用

ナットウキナーゼには、血栓の主成分となるフィブリンに直接作用して溶解する効果があるとされています。

さらに、血栓溶解作用のある効果のある酵素の量を増やしたり、活性を強めたりする効果も期待できます。

ナットウキナーゼの血液サラサラ効果のメカニズムは1つではなく、ナットウキナーゼは、さまざまな角度から血液溶解に働きかけてくれる成分といえるでしょう。

ちなみに、血栓は夜から朝にかけて凝固しやすくなると考えられています。そのことからも、ナットウキナーゼを摂るタイミングとしては、寝る前がベストといえるでしょう。

ナットウキナーゼを多く含む食品

納豆

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サプリメントの紹介

小林製薬 ナットウキナーゼ

ナットウキナーゼと青魚のDHA・EPA

ナットウキナーゼだけではなく、同じく血液をサラサラにする効果のあるEPA、脳を活性化させるDHAを含んでいます。

ナットウキナーゼの安全性は?

ナットウキナーゼ単体を摂取するには、サプリメントを使用することになります。

納豆からナットウキナーゼを摂る場合は、健康な人の場合は安全に使用することができますが、血液凝固薬を飲んでいる人は注意が必要です。

妊婦・授乳婦

通常の納豆を適量とる場合は問題はありません。サプリメントは成分が凝縮されたものなので、体が特別な状態の場合は使用を控えましょう。

禁忌

納豆は血液を凝固させるビタミンK2を多く含んでいます。そのため、ワルファリンを代表とする抗血液凝固剤を服用している人は、納豆の摂取によって効き目を弱めてしまうため制限されることがほとんどです。

しかし、ナットウキナーゼであれば、血液をサラサラにする成分なので、ワルファリンを飲んでいても安全に使用できるとの見方がされています。

ナットウキナーゼ協会(http://j-nattokinase.org/info/2009/01/post-4.html

基本的には投薬している場合のサプリメントの使用はおすすめできませんが、気になる場合は医師や薬剤師に相談してみましょう。

参照リンク

「健康食品」の安全性・有効性情報
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail77.html

日本ナットウキナーゼ協会
http://j-nattokinase.org/index.html