野菜料理の代表であるサラダはヘルシーなイメージがありますが、ドレッシングをかけすぎると油や塩分の摂りすぎになってしまうので注意が必要です。
サラダを作るときには、野菜の切り方や和え方、ドレッシングの油の割合などに気をつけましょう。
1日に摂取する油脂は、個人差はありますが、成人女性で15〜25g、成人男性で15〜35gが目安です。
また、ドレッシングの中に入っている脂分が野菜に付着する量も、切り方などの様々な理由によって変わってきます。
①油と酢の割合によって野菜に付着する油の量が変わる
100gのレタスに同じ量のドレッシングをかけた時
酢:油=1:3の場合>> 野菜に付着する油分は75%
酢:油=1:2の場合>> 野菜に付着する油分は71%
酢:油=1:1の場合>> 野菜に付着する油分は69%
同じ量のドレッシングでも、ドレッシングの中の油の割合が多いほど野菜に付く油の量が多くなります。
ドレッシングを購入するときは、油と酢の割合をよくチェックしてみましょう。
②野菜の切り方で付着する油の量が変わる
形や切り方の違いでも野菜に油が付着する量が変わります。
<レタス>
とても細いせん切り・・・84%
普通のせん切り・・・81%
3cm角にちぎる・・・78%
3cm角に切る・・・75%
かさの大きい(軽くて凸凹のある)材料の方が油が付着しやすいということになります。
せん切りはまとめて口に運ぶため、ドレッシングの付く量が多くなるため、その分油も多く取ることになります。
トマトは表面積は小さいですが、切り口がぬれているので油の付着率は高くなります。
あまり油を摂りたくない時は、なるべく大きく切った野菜を使用しましょう。
水切りを十分に行うと、油がつきにくい、味が薄まらない、味むらがなくなるという効果があります。
洗った野菜はキッチンペーパーを使ってしっかりと水分を拭き取りましょう。
マヨネーズは牛乳やプレーンヨーグルトをマヨネーズの30%程入れてのばします。
のびがよいので使用量も少なくて済みます。
低カロリーであるはずの野菜サラダがドレッシングやマヨネーズを使って高カロリーになってしまった!
なんてことを避けるために、切り方や水切りなどに気をつけてみてください。
最近はノンオイルドレッシングもたくさんの種類があるので、当たり前にノンオイルを選べるようなクセを付けられたらよいですね。
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