卵には凝固性という調理上重要な性質があります。卵には卵黄と卵白がありますが、それぞれ凝固する温度が異なるため、この温度の違いを利用してさまざまなタイプの卵料理を作ることができるのです。ここでは熱凝固性を利用した卵料理の茹で時間について解説をします。
茹で卵は3種類ある
まず、私たちが「ゆで卵」と呼んでいる卵には3種類あります。① 茹で卵
② 半熟卵
③ 温泉卵
② 半熟卵
③ 温泉卵
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便利なゆで卵メーカーを使用するのも良いですが、こういった調理器具はスペースの確保が必要です。なるべく物を増やしたくない人は鍋で作ることをおすすめします。
1.ゆで卵
水から入れる。沸騰後12分茹でてから冷水にとる。2.半熟卵
①卵白の表面は固まるが、卵黄は生に近い状態→水から入れる。沸騰後3~4分茹でる。 ②卵白・卵黄ともに半熟にしたいとき→70℃くらいで15分茹でる。3.温泉卵
65~68℃の湯で20~25分茹でる。 ※ゆで卵を作るときは、冷蔵庫から取り出して常温に戻した卵を使用しましょう。冷えた卵を使うとお湯の温度が低くなってしまい時間が変わります。卵黄・卵白の凝固温度は何度?
ゆで卵は熱凝固性を利用して作る料理です。卵白と卵黄の異なる凝固温度を見てみましょう。卵白:凝固開始60℃→完全凝固80℃
卵黄:凝固開始65℃→完全凝固75℃
卵黄よりも卵白の方が低い温度で凝固します。お湯の温度を80℃まで上げなければ、卵白が完全に凝固することはないということになりますね。ゆで卵を作るときのぜひ参考にしてみてください。
卵黄:凝固開始65℃→完全凝固75℃
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