糖質制限ダイエットはオススメ?危険?

食コラム

ご飯味噌汁

はじめに

先日お昼の番組のバイキングで、糖質制限ダイエットに関しての特集をしていました。
ご覧になった方はいますか??

糖質制限がダイエットに向いている・向いていないと二人の専門家が説明と議論をしていて、管理栄養士の私にとっても興味深い特集でしたよ。

さてさて、それでは糖質制限ダイエットとは何かという点について見ていきましょう。

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糖質制限ダイエットとは?

糖質=炭水化物のことを指す思われがちですが、実は糖質と食物繊維の2つを合わせて炭水化物と呼ばれます。
なので、炭水化物-食物繊維=糖質ということになりますのでご注意を。厳密には炭水化物抜きダイエットというのは食物繊維も抜くということになるので、糖質制限ダイエットが正解ですね。

このダイエット法は、主にご飯・パン・麺類をとらずに、お肉やお魚などのたんぱく質のおかずと野菜を中心とした食事をするダイエットです。

糖質制限ダイエットのメリットとデメリット

このダイエット法のメリットは短期間で減量が見られるところ。あと2kgだけ痩せたい、3日間だけダイエットしたいという方には高い効果が得られるでしょう。
一方デメリットとしては、リバウンドをしやすい、体調不良が起きやすいなどが挙げられます。脳は主に糖質を栄養源としていますので、脳に栄養が届かないと眠気や疲れ、ボーッとするなどの症状が見られることがあります。

糖質制限はアリ?ナシ?

専門家の間でも意見が分かれるこのテーマ。なかなか決着がつきませんね。といっても私は断然ナシ派の人間です。

まず日本人の主食であるお米を食べずして、健康でいられるはずがありません。
また、カラダを動かすためのエネルギーとして使われる糖質源がないと、筋肉を分解してエネルギーを作り出すため、結局は筋肉量が減る=代謝が落ちる=痩せにくいという悪循環に陥ってしまいます。

まとめ

過度な糖質制限は脂質のエネルギーバランスが増えるので、動脈硬化や心疾患、脳血管疾患となるリスクが上がる可能性があります。

糖質制限を行うときは、あくまでも短期間にする・完全に除去しないなど、無理に行うことは避けたほうが良いでしょう。

炭水化物は、本来は1日のエネルギーの比率で50〜60%程度の摂取が必要といわれています。
いきなり極端に減らしてしまうと、カラダを危険に晒す危険性があるということも十分に理解して下さいね。

ダイエットは何よりも栄養バランスが一番大切です。カロリーを抑えつつ、主食・主菜・副菜の揃った食事。1日30品目を目標にたくさんの食材を食事にとり入れて、幅広く様々な栄養素を摂取しましょう。

 

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