甘酒を飲んでから運転はできるの?米麹甘酒と酒粕甘酒の違いとは

食コラム

はじめに

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甘酒を飲むとホッとしますよね。自動販売機に温かい甘酒が並ぶと冬の訪れを感じさせてくれます。甘酒は冬の飲み物という印象が強いのですが、実は夏を表す季語でもあります。近年では「飲む点滴」として注目を集めている甘酒。ここでは甘酒について詳しくみていきましょう。

甘酒には2種類ある!

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甘酒とひとまとめにいっても、実は大きく分けて2種類あります。

■米麹甘酒…味噌や醤油を作るときに使われる米麹を使った甘酒です。ノンアルコールなので小さなお子様や妊娠中・授乳中でも飲めます。

■酒粕甘酒…お酒を作るときにできる絞りかすを使った甘酒です。お酒の成分が入っているのでアルコール分を含みます。

飲む点滴といわれているのは米麹甘酒です。これは、点滴と同じ成分のブドウ糖が多く含まれているからです。酒粕甘酒にもブドウ糖は含まれていますが、少しだけ量は減ってしまいます。

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健康面ではどちらがよいのか?と気になるところですが、どちらにもメリットがあり一概にこちらがよいとはいえません。

■米麹甘酒…ビオチンが多く含まれ、肌のくすみや肌荒れによいといわれる。

■酒粕甘酒…レジスタントプロテインが入っているためダイエットによいといわれる。

味やアルコールの有無など、自分に合った方を選ぶのが一番よいでしょう。甘酒はただ飲むだけではなくお菓子作りや普段の料理にも使えるので、調味料のように活用していきたいところですね。

甘酒を飲むと飲酒運転になる!?

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多くの方が気になっていると思います。何といっても「甘いお酒」ですからね。

先述のとおり、米麹から作られている甘酒にはアルコールが含まれていません。

そのため、米麹甘酒を飲んだあとは運転してもOKです。

では酒粕の甘酒はどうでしょうか。

こちらはさらに細かく見ていくと、自家製の酒粕甘酒なのか、市販の酒粕甘酒なのかというのが見極めるポイントとなります。

自家製の酒粕甘酒の場合

スーパーなどで売られている酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて作ります。この酒粕にはアルコールが含まれています。加熱してもアルコール分全てを飛ばすことは難しく、飲んだら運転をしてはいけません。

また、妊娠中や授乳中、未成年の方もNGです。

市販の酒粕甘酒の場合

市販の酒粕甘酒は、アルコール分1%未満となっており、お酒には分類されていません。嗜好品扱いなので、実はジュースと同じカテゴリーなのです。

基本的には子供も飲めますし、酒粕甘酒を飲んでから運転しても問題はありません。

しかし、はっきりいうとグレーゾーンです。

・妊娠中・授乳中

・お酒に弱い体質の人

・未成年

もし、お酒を飲めない体質だったり、体が特別な状態だったりするのであれば、たとえアルコール分1%未満だとしても控えておいたほうがよいかもしれません。

まとめ

普段なんとなく甘酒を飲んでいるだけでは、原料を意識することは少ないですよね。大きな違いはアルコールが含まれているかどうかです。おいしさの好みやアルコールを飲める状態なのかということなど、甘酒を選ぶ基準はたくさんあります。甘酒からはさまざまな栄養素をとることができるので、2種類の甘酒を使い分けて健康づくりや美容に活かしていきましょう。

参照リンク

かわしま屋|米麹甘酒と酒粕甘酒の違いとは?様々な甘酒の種類と栄養成分もご紹介

森永|米麹と酒粕のうれしいヒミツ♪

マルクラ食品|こうじ甘酒と酒粕甘酒の違い

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