もやしに栄養はないって本当?カロリーや栄養価について

食材辞典

はじめに

cea6bf150be553ba261d7efe4ee8a0af_s もやしは節約の強い味方です。安いというのは確かに魅力的ですが、食べて欲しいのはそれだけが理由ではありません。ここでは、もやしにはどのような栄養素が含まれているのかを見ていきたいと思います。
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もやしのカロリーと栄養価

緑豆もやし100gあたり
エネルギー(kcal) 14
たんぱく質(g) 1.7
脂質(g) 0.1
炭水化物(g) 2.6
ナトリウム(mg) 2
カリウム(mg) 69
カルシウム(mg) 10
マグネシウム(mg) 8
リン(mg) 25
鉄(mg) 0.2
亜鉛(mg) 0.3
銅(mg) 0.08
β-カロテン(μg) 3
ビタミンE(mg) 0.2
ビタミンK(μg) 3
ビタミンB1(mg) 0.04
ビタミンB2(mg) 0.05
ビタミンB6(mg) 0.05
ビタミンB12(μg) 0
葉酸(μg) 41
パントテン酸(mg) 0.23
ビオチン(μg) 1.7
ビタミンC(mg) 8
食物繊維(g) 1.3
食塩相当量(g) 0
もやしには栄養がないと思われがちですが、意外と栄養価が高くなっています。安くて1年中手に入れることができ、さらに栄養もとれるのはうれしいですね。

多く含まれる栄養素と期待できる効果

たんぱく質

もやしは豆を発芽して作られる野菜です。豆の部分には良質のたんぱく質を含み、発芽することでもとの豆にはないビタミンCや消化酵素のアミラーゼを合成します。豆の部分にも栄養が多く含まれるので、できればそのまま食べましょう。

ビタミンC

ビタミンCは1日100mg程度が目安で、もやし100gには8mg含まれています。野菜は量をとることも大切ですが、もやしなら100gでも食べられそうですよね。ビタミンCには抗酸化作用があり、生活習慣病の予防やアンチエイジングにも効果的ですよ。

葉酸

妊娠初期に積極的に摂取したい葉酸。胎児の神経管閉鎖障害のリスクが減るとされています。また、赤血球の合成や動脈硬化予防効果も期待できます。食事からだけでは不足しやすいので、積極的にとりましょう。

おすすめのとり入れ方

1e54cd08fca031d17cf796969e6ea52e_s もやしのビタミンCは、熱や水によって損失されるので食感が残る程度にサッと茹でて食べましょう。茹でるときには塩をひとつまみ入れると旨味を逃しません。 もやしを始めとする、「スプラウト=芽」にはビタミンCや食物繊維が豊富です。食物繊維は大腸ガンの予防や動脈硬化の予防にも有効とされています。 もやしは劣化が早いのが難点です。茹でてから冷凍してスープなどに利用するのもよいですが、買ってきたらすぐその日に使い切るというのが旨味と栄養を最大限に活かす方法といえるでしょう。

まとめ

もやしは安価で手に入りやすく、いろいろな調理法があります。傷みやすい点には注意ですが、料理のレパートリーを広げてどんどん活用していきましょう。

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