飽和脂肪酸なのに体に溜まらない?? ココナッツオイルの効能とは・・・

食コラム

今日はいま話題のココナッツオイルについてのお話です。(`・ω・)ゞ

ココナッツオイルは体にいいということで話題になっていますが、実際どういう効果があるのか具体的に知っていますか?

ダイエットにも効果があるということでも注目を浴びていますね。

 

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ココナッツオイルについて語るにはちょこっと難しい脂肪酸の話は避けて通れません。

分子の話も出てきますので少し難しいような気もしますが、できるだけわかりやすく説明していきたいと思います!

 

脂肪酸は大きく分けて2つの種類があります。

飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。

炭素分子の二重結合がないのが飽和脂肪酸、あるのが不飽和脂肪酸です。

 

飽和脂肪酸は常温で固体で、動物性の食品に多く含まれています。

摂りすぎることで中性脂肪やコレステロールを上げてしまいます。

 

不飽和脂肪酸は常温で液体で体内でも固まりにくいです。

植物性の食品や魚類に多く含まれています。

体内の中性脂肪やコレステロールを下げる働きがあります。

 

この2つ、正反対の働きをしているように見えます。

飽和脂肪酸は体にはあまりよくないように聞こえますね。

でも実は、ココナッツオイルもその飽和脂肪酸なのです。

 

飽和脂肪酸はさらに細かく分けられ、長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸というものになります。

炭素分子の結合の数が多いと長鎖、少ないと中鎖というように分類され、ココナッツオイルは中鎖脂肪酸に分けられます。

 

中鎖脂肪酸は体内で溶けやすく、直接肝臓に取り入れられ、長鎖脂肪酸の4~5倍ものスピードで消化・吸収されます。すぐにエネルギーとなるため体には蓄積されません。

母乳や牛乳にも含まれていますし、消化器系の病気を持つ患者さんの治療食などにも使用されています。

 

ココナッツオイルは飽和脂肪酸に分類されますが、その中でも例外とされている中鎖脂肪酸ですので、体に良いとされているのも納得ですね。

体には蓄積されず、摂取するとすぐにエネルギーになるそうなのでダイエットにも向いています。

 

ただ、いくら体に良いといっても油であることには変わりありません。

過剰摂取は控えるようにして、普段の調理に使用する油の代用とするのが良いでしょう。

また、保湿力もあるとされており、スキンケアやヘアケアにも活用できるそうです。

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