ガンの部位別統計とガンになりやすい生活習慣!

食コラム

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2018年は有名人の訃報が多く驚かされました。

ここ最近では、さくらももこさんの乳がんや、山本KID徳郁さんの胃がんによる逝去という悲しいニュースがありました。何よりも残念なのは「まだ若い」ということ。若いからこそ進行が早いといわれるのが納得できます。

ガンの原因には遺伝もありますが、普段の食事や生活習慣も大きく関わっているといわれています。遺伝は避けられないことだとしても、それ以外の部分でリスクを高めないことがガン予防には大切なことといえるでしょう。

ガンの部位別統計 死亡数と罹患率

ガンの発生部位には男女で特徴があります。

2016年の部位別ガン死亡数

男性

1位 肺がん
2位 胃がん
3位 大腸がん
4位 肝臓がん
5位 膵臓がん

女性

1位 大腸がん
2位 肺がん
3位 膵臓がん
4位 胃がん
5位 乳がん

2013年 部位別ガン罹患割合

男性

1位 胃がん
2位 肺がん
3位 大腸がん
4位 前立腺がん
5位 肝臓がん

女性

1位 乳がん
2位 大腸がん
3位 胃がん
4位 肺がん
5位 膵臓がん

この統計情報から見ても、死亡率と罹患率が必ずしも一致するわけではないことがわかります。
ガンが発生した部位によって、生存率や死亡率が変わる場合もあるのです。どの部位だから安心できるというわけでもありませんが、国立がんセンターがそれぞれの部位別の生存率についてのデータが集計されていますので、気になる方はチェックしてみてください。

国立がんセンター がん診療連携拠点病院院内がん登録2011 年 3 年生存率集計 報告書https://ganjoho.jp/data/reg_stat/statistics/brochure/hosp_c_reg_surv_4_2011.pdf
がん3年生存率71% 国立がんセンターが初集計 - 日本経済新聞
国立がん研究センターは11日、2011年に全国のがん診療連携拠点病院でがんと診断された患者の3年後の生存率は、がん全体で71.3%だったと発表した。3年生存率をまとめるのは初めて。継続的に分析することで、新しい薬や治療の効果を早く把握できるようになり、がん対策に活用できるとしている。膵臓(すいぞう)がんの3年生存率が1...

がんの発生率を高める生活習慣とは?

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がんの発生率は女性よりも男性の方が高くなります。日本人では、生涯がんにかかる人の割合は2人に1人といわれており、他人事ではありません。夫婦であればどちらか、4人家族なら半分ががんになる可能性があるのです。

そもそも、がんは生活習慣病の一種です。感染や遺伝だけが原因ではなく、長い期間の生活習慣の積み重ねで起こることもあります。プラスに考えれば、生活習慣に気を付けていればがんのリスクを減らすこともできるということになります。

がんにかかりやすい生活習慣の例としては、次のようなものが挙げられます。

喫煙習慣
アルコールの摂取量が多い
偏った食生活
肥満や高血圧
ストレスが多い人

また、がんのリスクを高める食品と部位の関係は次のとおりです。

アルコール:肝臓がん、大腸がん、乳がん、肺がん、食道がん
塩分:胃がん
肉類:大腸がん、乳がん

生活習慣の部分に関しては努力で改善できるものばかりです。気を付けていてもなってしまうこともありますが、できるだけリスクを下げるということが重要です。

がんを予防する食べ物って?

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上記の原因にも挙げましたが、偏った食生活はがんのリスクを高めてしまいます。そのため、特定の食品ばかりを長期に食べ続けるということ自体あまりおすすめではありません。

一番良いのは毎日の食事をバランスよく食べること。その上で、がん予防に効果が期待できるとされている食品をローテーションで少しずつ自然な形でとり入れることが理想的です。

がん予防に良いとされるのは、生活習慣病のリスクを高める活性酸素を除去したり減らしたりする働きを持つ抗酸化物質です。抗酸化物質には、ビタミンやポリフェノール類があり、主に植物性の食品から摂取することができます。

アメリカの国立がん研究所では、1990年にデザイナーフーズ計画を発表し、がん予防に効果のある40種類の食品をランク分けしています。

最もおすすめなのはニンニク!

デザイナーフーズのトップに位置付けされているのがニンニクです。ニンニクの匂いの元になっているアリシンは、ニンニクを切ったり潰したりすることでアリアンが変化して生成されます。強力な抗酸化作用を持ち、ガンや生活習慣病の原因となる活性酸素を抑制してくれます。

国内出荷量の7割を占める青森県産にんにく

ショウガ、セリ、セロリ…香りが強い食品は効果が高い?

ニンニクの下の群を見ると、ショウガ、セリ、セロリといった香りの強い食品が目立ちます。香りの成分はファイトケミカルとも呼ばれ、第7の栄養素として注目されています。抗酸化作用をはじめ、健康管理に役立つさまざまな効果を持つものばかりです。

その他には大豆、キャベツ、人参といった、世間一般にも体に良いと認知されている食品が上位に位置しています。

偏りを避けながら、バランスよくとり入れて

いくらガン予防に良い、健康に良いといっても、毎日同じ食品を食べ続けるのはおすすめしません。どんな食品でも適量というものがあり、食べ過ぎは逆効果になってしまうこともあります。

基本はバランスの良い食事を心がけ、その上でデザイナーフーズに含まれるガン予防に有効とされる食品を、おいしいと感じられる範囲内でとり入れていくのが理想的です。

参照サイト

国立がん研究センター
https://ganjoho.jp/public/index.html

がん予防と食品ーデザイナーフーズからファンクショナルフーズへー
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisdh/20/1/20_1_11/_pdf

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