先日、診療報酬の改訂案が発表されましたね。
病院で働く管理栄養士のみなさん、もう確認はお済みでしょうか?
私たち管理栄養士にとって、モチベーションの上がる(?)、嬉しい変更もありました。
そうです、栄養指導の点数が上がるのです!
栄養管理の重要さが認識されてきている証拠ではないでしょうか^^
やりがいも出てきますが、もちろんそれだけ責任も重たくなってしまいます。
しっかりと知識を身に付け、患者さんに適切な栄養指導ができるように、日々勉強を頑張りましょうね!
それでは、平成28年度の診療報酬改定における、栄養指導についての変更をまとめましたのでご覧ください。
*摂食・嚥下機能の低下
→硬さ・付着性・凝集性などに配慮された嚥下調整食に相当する食事を要すると医師が判断した患者
*低栄養状態の条件
→①血中アルブミン値が3.0g/dl以下
②医師が栄養管理により低栄養状態の改善を要すると判断した患者
栄養指導の点数は、外来・入院ともに130点から260点(1回目)、200点(2回目)と、倍にアップしています。
しかし、今まで15分以上で良かった栄養指導の時間が30分以上行わなければならないということになりました。
栄養指導は時間をかけて、丁寧に説明を行い、患者さんとの信頼関係を築くというところも大切ですね。
(でも早く帰りたがる患者さんが多いのも事実・・・w)
特別食に加えて、がん患者、嚥下障害のある患者、低栄養状態の患者さんに栄養指導を行った場合も加算がとれます。
栄養指導の内容は、今までの内容に加え、さらに詳細に指導する必要が出てきました。
栄養指導は、患者さんとのコミュニケーションがとても大切です。
会話が苦手・・・って言っている場合じゃないのです。(わたしのこと)
食事に関しては、食事療養費が上がるということについてもこのサイトで説明をしていますが(2016年の診療報酬改定について)、その他にも何点か変更がありました。
ざっくりと説明すると、
・経腸栄養製品の使用に係ること
・糖尿病性腎症に対する運動指導の評価
についての変更があります。
資料を読んでも少し難しくて、まだ私自身があまり理解できていませんので、この2点についてはじっくりと読みなおしてからまた記事を書きますね!
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