カルシウムは骨や歯を形成する大切な栄養素です。
99%は骨や歯に貯蔵されていますが、残りの1%は血中や筋肉に存在し生命を維持したり体の機能を調整する働きをしています。
血中のカルシウム濃度は常に一定に保たれており、その1%のカルシウムが使われて少なくなると骨にあるカルシウムを壊して血中に放出します。
骨密度が低下すると女性では月経後によく見られるのが骨粗鬆症です。
骨粗鬆症は骨がもろくなり、軽く転ぶだけでも骨折をしてしまうリスクを高めます。
実は骨密度は18歳ころにピークに達するといわれており、そのあとは下降と停滞を辿るのみです。
大人になってから牛乳をたくさんとろうと意識しても骨の中にカルシウムを溜めることはできず、骨密度を維持するだけなのです。
そのため成長期にいかに骨密度を高められるかというのが重要で、必要量を上回るカルシウムの摂取と、日常的に運動を行い体に負荷をかけて骨を丈夫にすることが大切です。
日本人は慢性的にカルシウムの摂取が不足しているといわれています。
普段意識せずに食事をしているだけでは足りないので、意識的にカルシウムの多く含まれる食品を摂取することが必要です。
カルシウムの多く含まれている食品をグループごとにまとめましたので是非参考にしてください。
コメント