呼吸をすると酸素が体内に入りますが、この酸素の一部は活性酸素と呼ばれる電子状態が不安定で化学反応がしやすい酸素に変化します。
本来、活性酸素は体内で化学反応を起こして体内に侵入してきた細菌を退治してくれますが、増えすぎると正常な細胞や遺伝子を傷つけます。
そこで注目されているのが抗酸化物質です。
抗酸化物質は自ら活性酸素の化学反応の対象となり、活性酸素の働きを抑制する機能を持つ物質で、肝臓などに多く存在します。 抗酸化物質の活動力は20代をピークにして年齢とともに低下し、40代でピークの半分程度になります。
現代は高脂肪の食事や食品添加物など、活性酸素を必要以上に発生させる要因が多いので、老化のスピードが早まる傾向にあるかもしれません。
活性酸素増加の原因
ストレス・飲酒・排気ガス・食品添加物・喫煙・紫外線
活性酸素増加の弊害
がん・動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中・老化
体内における活性酸素をいかに増やさないような生活を送ることができるかが、健康に過ごす鍵となります。
抗酸化物質を含む主な成分と食品は以下の通りです。
ポリフェノール系
<フラボノイド>
ケセルチン・・・玉ねぎ
ルチン・・・そば
イソフラボン・・・大豆 納豆
<アントシアニン> 赤ワイン なす 黒豆 むらさき芋
<カテキン/タンニン> 紅茶 赤ワイン
<クロロゲン酸> コーヒー
<ウーロン茶ポリフェノール> 烏龍茶
<カカオマスポリフェノール> ココア チョコレート
カロテノイド類
<βカロテン> にんじん カボチャ
<カプサンチン> 唐辛子 赤ピーマン
<リコピン> トマト すいか
<アスタキサンチン> えび かに 鮭 まだい
ビタミンC
いちご キウイフルーツ
ビタミンE
カボチャ アーモンド 魚介類
ゴマリグナン
ごま
βジケトン類
うこん カレー粉 生姜
含硫化合物 にんにく キャベツ カリフラワー
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