急性糸球体腎炎の食事療法  腎臓の病気その①

栄養管理

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本日は、「急性糸球体腎炎」についての記事です。

 

糸球体腎炎は小児期および青年期の男性に多くみられます。
血尿・タンパク尿・高血圧・糸球体ろ過値の減少が急激に出現する糸球体の急性炎症性疾患です。
溶連菌感染症などの後に潜伏期間を経てから発症します。
溶連菌からの感染が一番多いですが、他のウイルスが原因となることもあります。

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症状は上気道炎の後に1~2週間のうちに発症します。
全身倦怠感、乏尿、血尿、高血圧、タンパク尿がみられます。

小児ではほとんどが数ヶ月で尿タンパクが消失し100%近くは治癒しますが、成人では治癒率が低く、60~80%程度で残りは慢性化してしまいます。

(慢性糸球体腎炎についてはまた後日・・・)

 

治療は安静・保温・食事療法が中心となります。
急性期は入院か自宅での安静が必要で、1~2ヶ月後に徐々に安静を解除していきます。

 

食事は十分なエネルギーを確保

タンパク尿など腎機能の低下がみられるときはタンパク質・食塩・水分の制限を行います。
高カリウム血症があるときはカリウムを制限します。
腎機能の回復に伴ってタンパク質制限・食塩制限をゆるめます。

 

糸球体腎炎において、腎機能の低下に伴い浮腫高血圧などの症状がでる場合があります。
この症状は食塩と水分の制限で軽減します。

 

無題

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基本的に腎臓の病気は、高カロリー、低タンパク、減塩、水分制限が中心となります。

病態や進行状況によって設定量が変わってくることがあるので、細かい成分設定はこれから分けて書いていこうと思います。

しばらく腎臓の病気シリーズで「食事療法」カテゴリを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします(^ ^)

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