カボチャは煮物に使われることが多い野菜です。鮮やかなオレンジ色が食卓に華を添え、彩り豊かにしてくれます。 その色からも、「カボチャは身体に良いに違いない」と想像してしまいますが、実際にはどのような栄養素が含まれ、どのような効果が期待できるのでしょうか。おすすめの食べ方と併せて詳しく見ていきましょう。
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カボチャってどんな野菜?
カボチャは代表的な緑黄色野菜です。属性はウリ科カボチャ属であり、戦国時代にポルトガルから伝えられました。発祥はカンボジアだったので、そのまま訛ってカボチャになったともされています。 日本で栽培されているカボチャは3つ。日本カボチャと西洋カボチャ、そしてインテリアに適したペポカボチャです。 カボチャの生産量は北海道がダントツで、そのあと鹿児島、茨城と続きます。北でも南でも栽培できるということは、それほど気温に左右されるものではないとみていいでしょう。 カボチャの旬は7〜8月ですが、収穫してすぐに食べるのではなく2〜3ヶ月貯蔵して寝かせた頃が一番美味しいとされています。 冬至は12月と少し先ですが、この日のために保管しておいてもよさそうですね。ただし、スーパーで売っているカボチャは、カットされているものであれば腐敗してしまうので、保管するならカットしてないカボチャを丸ごと保管しましょう。
カボチャの栄養
緑黄色野菜であるカボチャには、さまざまなビタミンが含まれています。 カボチャは日本カボチャと西洋カボチャでは栄養価が違うので、2つのカボチャの100gあたりの成分をまとめてみました。 こうして日本カボチャと西洋カボチャを比較してみると、西洋カボチャの方がカロリーは高いですが、食物繊維やビタミン類が多く含まれていることがわかります。特にβ-カロテンはすごい量ですね。 ただ、西洋カボチャは甘味が強いということからもわかるように、糖質も多く含まれていますので、食事のバランスが糖質に偏らないように留意したいところではあります。 ■β-カロテン…体内でビタミンAに変わるプロビタミンA。抗酸化作用をもち生活習慣病の予防やアンチエイジングに役立ちます。 ■ビタミンC…シミやしわ予防に良いとされています。また、ストレスにも関わるので、喫煙をする人やストレスを感じやすい人は多く摂取した方が良いでしょう。β-カロテンと同じく抗酸化作用があります。 ■ビタミンE…抗酸化ビタミン。血管の健康を保持し、血液をサラサラにして血管内の流れを良くします。動脈硬化予防、不妊、精力減退にも効果があるといわれている栄養素です。
コメント
食材辞典のファンです。よく参考にさせていただきます。かぼちゃの語源がカンボジアって、おもしろいですね。あと今が旬なんて知らなかった。美容効果も高そうなのでもっと積極的に食べたいとおもいました。
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