お弁当のおかずやサラダのトッピングに便利なブロッコリーは、緑黄色野菜の代表的な野菜です。
また、ブロッコリーは「ダイエット」食材としても人気があります。
ここでは、ブロッコリーにはどのような栄養素が含まれているのかを解説し、ブロッコリーを活用したダイエット法を考察していきたいと思います。
ブロッコリーってどんな野菜?
ブロッコリーは
アブラナ科アブラナ属の植物で、花芽を食用とする植物です。
地中海原産で、日本へ伝えられたのは明治時代。今となっては日常的に食卓へ並ぶメジャーな野菜になっています。
ブロッコリーの産地は北海道から沖縄までと日本全国幅広いですが、主な生産地は
北海道、愛知県、埼玉県の3県。順位の入れ替わりはありますが、大体この3県が毎年上位を占めています。
ブロッコリーの旬は、主に
11月から3月となっていますが、冷凍物も充実しており1年中食べることが可能です。ただし、海外産のものは農薬を多く使用しているものありますので、美味しく食べたいのであれば旬の国産のブロッコリーをお勧めします。
ブロッコリーのカロリーと栄養価

それでは、ブロッコリーにはどのような栄養素が含まれているのか詳しくみてみましょう。
100gあたりの成分値は次のとおりです。
ブロッコリーに特に多く含まれているのは「β-カロテン」。これは、緑黄色野菜に多く含まれている栄養素です。また、ビタミンCや葉酸も多く含まれています。
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β-カロテン…体内に入るとビタミンAに変化するため、プロビタミンAと呼ばれています。ビタミンAは目の神経伝達物質として働いたり、活性酸素から身を守り生活習慣病を予防したりします。
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ビタミンC…抗酸化作用を持つビタミンです。水溶性の性質をもち、熱や光にも弱いので料理での損失が多いビタミンとなっています。また、肌のコラーゲンを生成するのにはビタミンCは欠かせません。そのため、美容の栄養素とも呼ばれています。
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葉酸…ほうれん草の葉から発見された栄養素です。DNAの合成に関わっており、妊娠を希望する女性は特に摂取が重要視されています。また、ビタミンB12と共に赤血球の合成にも関わっているので、不足すると貧血を起こしやすくなります。
ブロッコリーにはダイエット効果があるの?

特に女性には気になる点だとは思いますが、ブロッコリーにはダイエット効果を期待できるのでしょうか。
ブロッコリーには、ビタミン・ミネラルが多く含まれており、これはさまざまな代謝に関わるためダイエットには欠かせません。また、食物繊維も多いので、便通を整えたり糖や脂質の吸収を抑えたりという部分でも効果的といえるでしょう。
また、それとは別にブロッコリーにはスルフォラファンというファイトケミカルが含まれています。
このスルフォラファン には解毒作用があると考えられており、デトックスに効果があるのではないかとの報告があります。
スルフォラファンについてはこちらから。
【
ダイエットや育毛にも!スルフォラファンの効果効能とは】

ダイエットや育毛にも!スルフォラファンの効果効能とは
スルフォラファンは、体内で解毒酵素誘導する硫黄化合物です。アブラナ科特有の辛味や臭いの元となる硫黄化合物が、咀嚼や切るという調理過程でスルフォラファンに変化します。正確にはスルフォラファン・イソチオシアネートを指します。スルフォラファン...
ブロッコリー自体はカロリーが少なく栄養価の高い野菜ですので、ダイエットや健康への有効性はありえると思います。ただし、それは他の野菜にもいえること。特にブロッコリーが強烈なダイエット効果を持つ…などと考えるのはおすすめしません。
どの食品にもいえることですが、基本的にはバランスの良い食事というものが大切なので「1つの食品をそればかり食べる」という方法は長い目で見るとあまり良いものではありません。
普段の食事にさりげなく、自然な量をとり入れるという使い方がベストだと感じます。
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