夏の水分補給にぴったり。スイカのカロリーや栄養について

食材辞典

夏の風物詩のスイカ。キンキンに冷えたスイカはほてった体を冷ましてくれます。塩をかけたり切り方を変えたりと、食べ方一つで盛り上がることもできるスイカですが、どのような栄養素が含まれてどんな効果が期待されるのでしょうか。


スイカとはどのような食べ物?

スイカは果物なのか野菜なのかとよく問題提起されますが、結論からいうと野菜です。スイカはツル性のウリ科に属しており、園芸上では野菜に分類されています。ただし、栄養学上、市場では果物に分類されているので、ケースバイケースともいえるのではないでしょうか。

スイカの生産地

スイカは主に、熊本県、千葉県、山形県で生産されています。各地で作られているので、旬の時期には地物のスイカがスーパーに並ぶことも多いでしょう。

スイカの旬

スイカはまず小玉スイカが5月頃から、大玉スイカが6月頃から出回ります。収穫のピークは6〜7月で、8月には旬を終えてしまいます。まさに夏にしか食べられない季節のお楽しみですが、最近では旬の時期以外でもスーパーに並ぶことがありますね。1年中美味しいものを食べられることをよしとするのか、旬の季節限定で楽しみたいのか、ここは個人によって意見が分かれるところです。


スイカのカロリーと栄養

それではここで、100gあたりのスイカのカロリーや栄養成分について見てみましょう。ここでは赤肉種のスイカについての栄養価を示しています。
スイカのほとんどは水分で、実はそれほど多く含まれている栄養素というのは存在しないといってもよいでしょう。ただし、機能成分としてシトルリンというアミノ酸が含まれており、この成分の機能に注目されることがあります。
シトルリン…天然に存在する遊離アミノ酸でスイカから命名された。スイカのシトルリン含有量は1g中1.8mg。血管拡張作用が期待されており、血流を良くする、運動機能を高める、疲労を回復させるなどといわれていますが実際の効果ははっきりと明らかにされていません。
巡りに役立つ成分


スイカを美味しく保存する方法

スイカは実は常温保存が適している果物で、冷やしすぎると甘みが落ちてしまいます。もし冷やす場合でも、8℃以下にならないように注意してください。 スイカをカットしてしまうと、丸ごと保存するよりも風味や品質の劣化が早いので、冷蔵保存することをおすすめします。 みずみずしいスイカは乾燥は大敵。必ずラップをして保存するようにしてくださいね。カットしたスイカは2〜3日で食べ切るのが理想的です。 表面がベタベタしていたり、反対に乾燥していると品質の低下によりお腹を壊す危険があるので食べないようにしてください。 もしすぐに食べられないというのであれば、冷凍してシャーベットにするという食べ方もあります。食べるタイミングを見逃さないように、より美味しく食べるための工夫をしましょう。


まとめ

スイカは夏の訪れを感じさせてくれる風物詩。スイカ割りなど遊びの要素もたっぷりで、子どもも喜んでくれます。いろいろな品種を食べ比べるのもスイカの楽しみの一つです。適切な保存をしておいしさのタイミングを逃さないように注意しながら味わってくださいね。 参照リンク 「健康食品」の安全性・有効性情報
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail1122lite.html

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